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会長メッセージ メッセージ
菅野隆会長 故山口現朗会長の遺を継いで
埼玉県精神科病院協会 会長 菅野 隆

 この2月に、先輩諸先生方のご推挙を頂き、昨年10月9日に亡くなった山口現朗会長のあとをうけ、第8代会長に就任いたしました。伝統ある埼玉県精神科病院協会の会長をつとめさせて頂くこととなりました。大変光栄であり、身の引き締まる思い出あります。副会長の大平英範先生、常務理事の内田里華先生、また理事、監事の各先生方とご協力を頂き、協会の磐石な基盤づくり、円滑な運営のために微力ではありますが全力を尽くしますますので、会員先生方のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。尚、同時に、日本精神科病院協会埼玉県支部支部長及び埼玉県精神神経科医会長にも同時に就任しましたので宜しくお願い申し上げます。

 はじめに、故山口現朗会長を顧みますと、山口先生は、私が初めて協会執行部に参加した平成8年には既に常務理事として活躍中でありました。私も山口先生と同窓とうこともあり、それ以来、お叱りも数多くありましたが、いつも暖かいまなざしでご指導を頂きながら協会の仕事をご一緒させて頂きました。お亡くなりになる直前にも電話での「菅野がいるから何にも心配していないよ」とのおことばが最期となってしまいました。山口先生は平成5年協会常務理事に就任、平成14年に煖エ正和先生ご勇退のあとをうけ会長に就任、昨年4月から5期目を迎えておりました。山口先生は埼玉県医師会においても常任理事に3度目の再選をされ、精神科と他科との連携強化が求められている中、精神科だけでは対応しきれないものについては医師会を通じてより円滑に対処していきたいとの固い信念をお持ちでありました。思い半ばでのことと残念でなりません。
山口先生の会長就任時からの最大の課題は、「精神科救急情報センターを設置と精神救急医療24時間体制の実現」でありました。山口先生は、既に故人となってしまいましたが小島 洋先生、同じく吉田則昭先生に私が参加した県担当課の障害者福祉課、県精神医療センターとの協議を粘り強くかさね、県担当者が帰った後も深夜まで熱心に意見交換を行い、現在の精神科救急医療システムがほぼ24時間体制として実現いたしました。夜間延長については全会員が参加頂けることで実施となりましたが、これは山口会長への深い信頼感があったからこそ実現できたものと思っております。
さらに、山口会長のおもいがでたのも「協会結成40周年、日精協埼玉県支部結成50周年、祝賀会」ではなかったでしょうか。祝賀会は平成18年11月に開催することができた。山口会長は「40周年祝賀会をどのようにしたら意義あるものになるだろうか」を総務委員会で何度も検討し、最も有意義であるのは、「埼玉県の精神医療をいままで以上に充実させるには会員同士の結束や、会員相互の理解を深めるような祝賀会の開催としました。参加者は会員のみとし、ご来賓も鮫島会長、上田埼玉県知事、吉原埼玉県医師会長、山内埼玉医科大学長に限られました。ホテルで最高級の料理を食し、東京フィル五重奏団を招き童謡の夕べを楽しむことができ、山口先生が思っていたような、華やかに、楽しく、品格のある祝賀会ではなかったでしょうか。
さらに山口先生を顧みますにゴルフとのかかわりを忘れることはできません。山口先生が平成16年に埼玉県で37年ぶり開催された第59回国体(彩の国まごころ国体)において霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催されたゴルフ部門開会式で秋篠宮殿下ご夫妻を埼玉県ゴルフ協会会長としてご案内したお姿が忘れられません。山口先生は埼玉県アマチュアゴルフ選手権に2度も優勝、日本シニアオープンにも出場し決勝ラウンドにも勝ち進む実力者でありました。
山口先生と箱根「花壇」に宿泊し箱根カントリー倶楽部でプレーをご一緒させ てい頂けたことも貴重な経験、大切な思い出であります。

 山口先生が協会に、また個人的にも遺してくれたものは数多くあります。山口先生の遺してくれたものを重く受け止め協会のために役立たせていく覚悟であります。

 最後となりますが、3月11日に発生した東北地方太平洋沖巨大地震とその直後の福島第2原子力発電所事故による被災地支援につきましては、直接には日精協からの要請ではありますが、「被災地からの精神疾患患者の受入」、「被災地会員病院に対する義援金の募集」、「支援状況および会員病院への人的支援等に関する緊急調査」等へのご協力をお願いし、ご負担を多々お掛けしております。私は3月25日から石巻市に入り、被災病院、6病院をつぶさにしてまいりました。現地の状況は新聞等で見るのと全く違い、ことばにならないほど無残なものでありました。原発事故による被災地病院から会員病院で40名弱の患者受入をお願いいたしました。これからの被災者への心のケアさらには県内受入避難者の受診等が予定されます。特段のご配慮、ご協力を引き続き宜しくお願いいたします。

 山口先生の遺したものを引き継ぎ、2月に渡邊 宏治先生が加わって新しくなった執行部の先生方と力を合わせて、埼玉県の精神科医療の向上・充実に最善を尽くす覚悟でございますので、ご支援ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。 


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